Antigravity とは?Cursor 使いが注目する Google の「エージェント前提」IDE

Antigravity とは?Cursor 使いが注目する Google の「エージェント前提」IDE

AIエディタといえば Cursor、という空気がしばらく続いてきました。

その流れに割って入ってきたのが、Google の Antigravity(アンチグラビティ)です。

「また新しいAIツールか」と身構えたものの、設計思想が一段ずれていて気になりました。

この記事では、Cursor を使ってきた目線で、Antigravity の何が新しいのかを整理します。

Antigravity とは

Antigravity は、Google が出した「エージェント前提」の開発プラットフォームです。

中身は VS Code をフォークしたもので、見た目は馴染みのあるエディタに近い。

ただし主役はエディタではなく、計画から実行・検証まで回すエージェントのほうに置かれています(公式サイト)。

モデルも Gemini 3 系を中心に、Claude や OSS 系まで選べる無料プレビューで出ています。

Cursor との違いは「司令塔」が主役なこと

Cursor の Subagents も、仕事を分担させる優れた仕組みです。

Antigravity はさらに踏み込み、Agent Managerという司令塔を中心に据えています。

複数のエージェントをワークスペースごとに割り当て、並行で走らせて状況を一覧する。

エディタで書くというより、エージェント群を指揮する画面が主戦場になっている印象です。

Artifacts でレビューする

もう一つ面白いのが Artifactsという仕組みです。

エージェントは作業の過程を、計画書・図・差分・ブラウザの操作記録といった成果物として出します。

人間はその成果物に、ドキュメントへコメントする感覚でフィードバックを返せる。

指摘を受けたエージェントは、手を止めずにそのまま反映していく、という流れです。

学習する知識ベース(AGENTS.md)

地味ながら効きそうなのが、文脈を貯める知識ベースの仕組みです。

Agent Manager はワークスペース直下に AGENTS.md を持ち、作業で得た知見を更新し続けます。

会話が長くなると AI が前提を忘れる、というあの弱点を構造でカバーしにきている。

AGENTS.md という共通の枠組みに乗っているのも、移行のハードルを下げています。

AGENTS.md そのものの考え方は、別記事で整理しています。

AGENTS.md とは?AIコーディングエージェントに渡す『プロジェクトの取扱説明書』

最後に

Antigravity の新しさは、機能の数より「エージェントを主役に置いた」設計にあります。

Cursor が好きな人ほど、その思想の違いは触れてみる価値があると思う。

無料プレビューなので、まずは小さなタスクで Agent Manager の感触を見るのがよさそうです。

以上です。